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柳川守先生リサイタル2016

こんにちわ♪
大阪市城東区東中浜の『アトリエ・コウ・ピアノ教室』です♪HPはこちら→アトリエ・コウ・ピアノ教室

去る11月20日、東京文化会館小ホールでの柳川守先生のリサイタルに新幹線に乗って行って来ました♪



圧巻のプログラム



柳川先生はいつもプログラムに、ご自身が作品から感じられたイメージを曲目ノートとして書き綴られておられます。



ステージに出てらした先生、以前より少し背中が丸くなられたかしら・・・と思った後・・・
ベートーヴェンのソナタop.101を弾き出された瞬間、以前と変わらぬ素晴らしい先生の音がホール中に鳴り響きました

20代の頃、パリ留学から戻り大阪で音響が良いとは言えないホールで初めて素晴らしい先生の音を聴いた時の衝撃が突然蘇り、号泣してしまいました。

先生は84歳でいらっしゃいますが、その音は活き活きとして若々しく、全身に振動が入り込んで来る響き、その場面場面で変化する様々な音色、緩徐楽章で鳥肌が立つような深みのある音、ショパンのノクターンでの美しい調べ、スケルツォ2番での子供のような無邪気に楽しんでるような軽やかな音・・・

一音一音の意味を考え、常に音と真髄に向き合われて演奏されている・・・

先生から湧いて溢れ出てくる音楽と作曲家が作品に込めた音楽が一体となりゾクゾク感が。

アンコールでのグノーのアヴェマリア、それはそれはとてもとても美しく、心が洗われるような不思議な感覚になりました。
そして、柳川先生に私の日本でのレッスンをお願いしてくださった亡きボンジャン先生のこともふと浮かび勝手に涙が溢れて止まりませんでした。

左手のテクニックの凄さとバスパートで全体の音楽の骨格をしっかり作られていらっしゃるところにも聴き入ってしまいました。

以前よりも音が進化されていらっしゃることにも驚いてしまいました。

先生がヨーロッパでご活躍されてらしたお若い頃、名指揮者の故カラヤン氏と共演しその才能を認められ、レコードデビューが決まりレコーディングされたそのご自身の演奏の音源に納得がいかず、お断りされたとのお話しを伺ったことがあります。

そんな演奏へのこだわりは今もなお持ち続けられて追求されておられる先生・・・本当に心より尊敬する先生です。

よくよく考えると、アルフレッド・コルトーやルービンシュタイン、カラヤンなどが活躍していた時代にヨーロッパでそんな演奏家達の生の演奏を聴いて、学び、目指し、その頃から今も現役でご活躍されている演奏家はひと握り。
その時代と今の時代の音楽と演奏の歴史の流れを知り尽くされている先生の演奏を聴けることは私にとってとても貴重なことです

友人が話していた「柳川先生は有名になったり売れることよりも常により良い作品作りを求めて自分のやりたい音楽のためにピアノと向き合われている、芯のアーティスト」でいらっしゃることを目の当たりにしたリサイタルでした。

こんな素晴らしい師匠の背中を見て、子育てで忙しいとサボり中でしたが、まだまだもっともっと頑張らねば‼︎と喝入りました。

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