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恩師ボンジャン先生

こんにちわ。
大阪市城東区東中浜の『アトリエ・コウ・ピアノ教室』です♪HPはこちら→アトリエ・コウ・ピアノ教室

パリ留学中に師事していた恩師Jeannine BONJEAN ジャニーヌ・ボンジャン先生が2月24日永遠の眠りにつかれました。

その翌日に訃報を聞きましたが、全く現実として捉えることができないのに涙が勝手に溢れてしまい止まりません。

22才の頃パリに留学し、フランス語もほとんどわからず、右も左もわからない私を母のように温かく迎え入れて導いてくださった先生。



ピアノも基礎の見直しからしっかりと導いてくださり、ピアノのテクニックだけでなく音楽の素晴らしさ、音楽への愛情、女性としての振る舞い、パリでの生活、様々なことを教えてくださいました。



先生とあの時パリで出会わなかったら私の今のピアノ人生はなかったと断言できるほど、私の人生の中でとても貴重な出会いでした。

学校のホール「サル・コルトー」で初めて聴いた先生のリサイタル。
その音はとても温かく、あまりにも素晴らしい先生の演奏に涙が溢れました。

その後も何度か先生のリサイタルを聴く機会を得ることができました。
クープラン、ラモー、バッハ、フォーレ、ラヴェル、モーツァルト、リスト、ドビュッシー・・・そして先生お得意のシューマン
その音はまだ耳に鮮明に残っています。



今日2月29日はパリ近郊の教会でで先生の葬儀が行われます。

私も先生にお別れのご挨拶をしにパリに行きたい!と強く思い飛行機を調べましたが、やはり3才の息子のこともあり急に数日パリに向かうことは出来ませんでした。
日本から、静かに先生にお別れのご挨拶をしたいと思います。

私にとって先生は永遠に師でありフランスの母です。



先生の書き込みいっぱいの楽譜達は私の一生の宝物です。
先生が私に教えてくださった沢山の大切な宝物を、しっかり生徒さん達に伝えて行きたいです。





♪フランス語がよく理解できない初めの頃、ノートに練習法や注意点などをいっぱい書き込んでくださった先生。
ある日、ノートに「ブラボー!あなたはこの短期間でとても上達したわ!とても嬉しいわ!」と書いてくださり、すごく嬉しかったこと。

♪とてもお洒落で上品でいらしたこと。

♪ヘビースモーカーで常にタバコ片手にカッコよくレッスンされていらしたこと。



♪ゆっくり話しておられたのに、話が盛り上がるとどんどん早口になりフランス語についていけず困ってしまったこと。

♪華奢な先生の握手がギュッ‼︎ととても力強く痛かったこと。

♪練習の調子が悪いと「ボンジュール 私のおチビちゃん。今から私はピアノに座って練習始めるからあなたもピアノの前に座りなさい。さぁ、一緒に練習始めるわよー!」と1週間毎朝9時に電話をかけてくださったこと。

♪先生の師でいらっしゃるアルフレッド・コルトー先生のお話をされる時は、少女のような表情でお話しされること。

♪日本に戻ってからも電話をスピーカーにしてレッスンしてくださったこと。

♪便箋裏表にびっしり書いてくださる先生からのお手紙、達筆すぎて解読するのに数日かかってしまうこと。

♪結婚の報告に日本からパリの先生のお宅に伺ったら美味しいお酒とおつまみ、プレゼントを用意してお祝いしてくださったこと。

♪沢山のお弟子さんから慕われていらしたこと。

♪いつも笑顔でお茶目でいらしたこと・・・

マダム、沢山の素敵な時間と思い出、素晴らしい教えををありがとうございました。






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